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YouTubeがShortsでの商品タグ表示を強化&「コミュニティ」機能の利用枠を拡大

YouTubeは2025年6月17日(米国時間)、ショート動画プラットフォーム「Shorts」のショッピングボタン表示をアップデートするとともに、これまで一部クリエイターに限られていた「コミュニティ(Communities)」機能の利用資格を大幅に拡大すると発表しました。これにより、ショッピング体験の向上とチャンネル運営者のファンエンゲージメント機会が一層強化されます。
Shortsの商品タグ表示アップデート
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目立つ位置への移動
これまで画面端や説明欄に控えめに配置されていた商品ステッカーが、動画再生中の中央付近に「フロント&センター」で表示されるようになります。これによりユーザーの視線を即座にキャッチし、クリック率向上が期待されます 。
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複数商品のタグ付け対応
1本のShorts動画内で複数の商品を一括でタグ付けできるようになり、関連アイテムを同時に訴求可能に。
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クリック率40%アップの効果
テスト導入を行ったクリエイターからは、「前面表示にするだけで商品クリック数が平均40%増加した」というデータも報告されています 。
活用ポイント
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動画冒頭での商品アピール
商品ステッカーが表示されるタイミングを、動画の視聴継続率が高くなる冒頭5秒以内に設定すると、より多くのクリックを獲得できます。
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複数商品でクロスセル訴求
同シリーズの関連アイテムやコーディネート提案アイテムを複数タグ付けし、視聴者の購入検討機会を広げましょう。
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CTA(行動喚起)の明文化
キャプションや動画内テキストで「商品をチェック」の旨を明示することで、タグへの誘導効果をさらに高められます。
「コミュニティ」機能アクセス拡大
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対象チャンネルの拡大
これまで登録者数10万人以上のチャンネルオーナーのみが利用できた「コミュニティ」タブが、より多くのチャンネル運営者にも開放されます。新たな利用資格の門戸拡大により、多様な規模のクリエイターがファンとの交流の機会を持てるようになります 。
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特徴
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テキスト+画像投稿:ファンに向けたお知らせや意見募集をタイムライン形式で共有
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コメント/リアクション:フォロワーは投稿に対してコメントや絵文字で反応可能
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運営体制の強化:YouTube Studioアプリ内の「コミュニティハブ」から、投稿管理・コメントモデレーションを一元的に実行
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活用ポイント
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定期的なアンケート実施
新企画のアイデア出しや商品開発のフィードバックをコミュニティ投稿で募り、視聴者参加型のチャンネル運営を実現。
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限定情報・先行公開
コミュニティだけで視聴できるティザー動画やお知らせを投稿することで、フォロワーのロイヤルティを向上させます。
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多拠点対応の運営チーム編成
複数のチャンネル運営者やモデレーターに権限を付与し、大規模なファンコミュニティでもコメント管理がスムーズに行える体制を整えましょう。
まとめ:ショッピング&エンゲージメント機能で収益機会とファンロイヤルティを両立
今回のアップデートは、Shorts上での収益化手段を強化すると同時に、コミュニティ機能でファンとの深い繋がりを築けるようにするものです。
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Shortsの新タグ表示により、ショッピング体験を直感的かつ効果的に実現
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コミュニティ機能の拡大で、規模を問わずチャンネル運営者がファンエンゲージメントを高める
これらの新機能を組み合わせて活用することで、YouTube内でのマネタイズとファン獲得・維持を同時に推進できます。ぜひ貴社のコンテンツ戦略に取り入れ、次世代の動画マーケティングにお役立てください。